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北上ルート

                                 2013・10・21    雑文へ戻る


10月18日、海部から大歩危小歩危まで、北上するルートを取りました。

本当にすごい道でした。轟の滝入り口までは良かったのですが、それ以降、

道路一面に厚く散り敷く落ち葉や小枝を踏みしだき、
くねくねと蛇さながらに激しく湾曲する細い道を、
頼りなげな路肩すれすれに、フィットの車幅で走るのは、相当こわい。

上も下も断崖絶壁。あっちにもこっちにも落石がパラパラと散乱していて、

おまけに、道路に覆いかぶさるように、普通とは逆向きに、
上がせり出すように削った、むき出しの断崖の下を走る、その怖いこと。

一度入ったら方向転換が難しい。

ここで路肩が崩れるとか、対向車と出会ってハンドルを切り損ねるとか、
落石に遭うとか、スリップするとかすれば、絶体絶命。

まあ、何もなく、なんとか通りました。
途中で道路管理の掃除の人たちが働いていました。

台風の後は、普通の道でもよく掃除しているのを見かけますが、
このような道は、そのような管理で、かろうじて道の命を保っているのだなあ、
と、痛感しました。

これで国道と名前が付いているのは、詐欺っぽいですね。

道路沿いのいくつかの滝は、あふれるような清流、
その名もロマンチックな霧越峠からの眺めは深山幽谷そのもので、
この世から遠ざかっているような感じがしました。

    この世から 遠くなりたる 霧越の
              空に連なる 峰々と谷