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石川伸一著『大震災を生き抜くための食事学』主婦の友社(2012年)を読んだ。

その前に、続けて、終戦後もジャングルに取り残された日本兵の本を読んで、
物が手に入らない状況で、1から生き延びる方策を練った人たちの話を読んでいた。

島田覚夫『私は魔境に生きた』光人社、横井庄一『明日への道』文芸春秋の二冊。
(小野田寛郎著は随分前に読んだのだが、忘れてしまった。)

それらの本が、この2011年の震災時の食事の話に、共通点があるような気がした。

燃料・水・食糧が枯渇しても、とにかく工夫して、生き延びる方法を考えなくてはならない、
ということが、切実に感じられた。

そしていつ起きるかわからない関東・東南海大地震のことを考えると、

普段の食糧を多めに置いておいて、手前に古いものを置き、後ろに新しいものを置くというような具合に、
順繰りに回転するようにするべきだ、

という話に共感した。

いつも無くなるのを見てから買いに行っていたのだが、これからはやり方を変えようと思った。

保存食も少しはあるが、こんなの格好だけだ、とは、常々思っていたので、
いい事を教えてもらったと思う。

私などは、全く平穏なはずの遠方の住人なのに、あの震災から2週間くらいの異様な雰囲気、
パッと物が消える状況を、本で読んで、そうだ、ああなるんだ、と、再び痛感した。

我が家の夕食(できあいの惣菜はなし)

11月28日 鳥ももの照り焼き・大根ときゅうりと焼きサバの酢の物・かぼちゃの煮物
11月29日 秋刀魚の立田揚げ甘酢あん・春菊と人参の白和え・焼きナスの甘味噌だれ・もやしとちくわの炒め物

   私が死んだら、お嫁さんが来たとしても、同じようなものは作らないだろう。
   我が家は我が家で、よそ様とは違う物を食べてると思う。

   節約料理の本を改めて手にとってみるが、工夫して食材を使い切る、という力説は、
   飢餓の話を読んだ後では、とても身にしみる。

   関東大震災・東南海大地震で流通網が断絶した時、何日工夫して食事が作れるだろうか、
   そう思うと、緊張する。1ヶ月くらいは、物が手に入らないのではないだろうか。