ザビエルとビリャロボスの出会い
5.ビリャロボスに戻る
フランシスコ・ザビエルは、スペインの第4回太平洋航路探検隊長・ビリャロボスと、
実際に会ったのである。それは1546年のことだった。
それはザビエルの書簡集に書いてある。ビリャロボスとは出てこないが、
ここで亡くなった艦隊長に、会わないはずがない。
平凡社『聖フランシスコ・ザビエル全書簡2』河野純徳 訳 1994
p19解説
過去の失敗にもかかわらず、1542年11月1日、
メキシコ副王はロドリゴ・ロペス・デ・ビリャロボスの率いる6隻、370人の艦隊を編成しーーー
1545年11月4日、捕虜となってスペインへ送還されることになった。
彼らは1546年3月9日アンボンへ到着したので、ザビエルは両国の兵士の中で聖務にいそしみ
5月17日、艦隊はインドへ向けて出帆し、ザビエルはこれに書簡を託した。
p60書簡
モルッカ諸島にメキシコから遠征してきたスペイン人たちとともに、
8隻の船で入港してきました。
上記の文の註p66
1542年10月25日、ロドリゴ・ロペス・ビリャロボスの艦隊は
メキシコのナビタット港を出帆し、遠征の途に上った。
p93書簡
アンボン島に7隻のポルトガル船が着きました。その中には、
新しい土地を発見するため、メキシコから来たスペイン人もおりました。
この人たちは全員、3ヶ月間(3月9日から5月17日)アンボンに滞在していました。