壊血病 2012.3.20
スペイン太平洋航路250年の疑問へ戻る
大航海時代、長期の航海をするヨーロッパの船員に、非常に恐れられた病気。
歯茎や足がただれて腫れる。歯が抜ける。
ビタミンCの欠乏によって生じる。
原因がわかったのは1930年代。かなり遅い。 ビタミンC発見の歴史(ブログ:「自然の摂理から環境を考える」より)
*スペイン太平洋航路は片道3ヶ月とされる。無寄航ではかなり危険ではないだろうか。
(伊藤章『マニラ航路のガレオン船(副題:フィリピンの征服と太平洋)』鳥影社2008年
には、1530年代の太平洋探索から始まって、ウルダネータの4ヶ月の発見航海、その後まで、
大量の情報が記載されている。
ここに、当時の航海の様子が詳しく載っていて、王室とのやり取りや、太平洋の島々や、
航海者達の状況も出てくる。もちろん壊血病の話も。
スペイン語文献を基本にした本らしく、日本では貴重な情報らしいのだが、
不思議な文章が並ぶものだから、1ページ読むのも苦労だ。
しかし、そのうち何とか読めるものにしたいと思う。)
ネット辞書・ウィキペディア「壊血病」
健康サイト「きのまま」「壊血病」
ビタミンCとの関係
篠原陽一氏サイト『海上交易の世界と歴史』「壊血病の恐怖、船内衛生の改善」
長期航海において、病気の危険性がいかに大きかったか、が述べられている。
ビタミン発見百周年「ビタミンの歴史」
鈴木梅太郎が発見したビタミンB1の話。
戦争の勝敗に関係した?、脚気(B1不足)と壊血病(C不足)対策。
ただいまリンク許可申請中 (篠原氏は連絡先がわかりません。ご存知の方、お教えください)