ヴァンダービルト家

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１８７９年の、ここでの「当時史上最大の株式公開」とは、
全米一の大富豪として有名なヴァンダービルト家が持っていた、
ニューヨーク・セントラル鉄道の株のこと。

鉄道を始める前は海運で大きくなった。

浦賀にやって来たペリーは、このヴァンダービルト家ともモルガン家とも「姻戚関係」があるらしい。


『アメリカの経済支配者達』広瀬隆著・集英社新書ｐ２８によると、
大洋を航海する大型蒸気船６６隻を所有して全米を支配したのが、初代コーネリアス・ヴァンダービルト。


『アメリカの経済支配者達』広瀬著のヴァンダービルト家とペリー提督の関係についての文
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　「蒸気船サスケハナ号に乗って日本にやってきたのはペリー提督だが、
　　　　　　　　　大洋を航海する大型蒸気船66隻を所有して全米を支配したのが、
　　　　　　　　　初代コーネリアス・ヴァンダービルトだった」

　　　　　　　　　　　　　　　　　注意：１８４０年代・ジョン万次郎大航海図　（ヴァンダービルト家の時代の、航路開拓の予想に関連して）


アメリカの国立公園の中のヴァンダービルト家ゆかりの建物
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　大邸宅の写真にもリンクしているページです。（勝手にリンクさせていただいてすみません）

この海運で鳴らしたコーネリアス・ヴァンダービルトも、ジョン・P・モルガンも、ビッグプロジェクトが好きらしくて、
太平洋航路の話も好きそうな気がします。

彼らにとって、スペインが２５０年間も独占していた太平洋周回航路は、どのように見えていたのでしょうか。

風と海流のある所が経済効率のいい航路だというのは、古今東西変わらぬことですので、

太平洋往復航路を開拓しようと思えば、２５０年も前に開拓済みだったスペイン太平洋航路のことを、
知らないはずはないと思うのです。