史料の判断について
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今井登志喜著『歴史学研究法』(東大出版)全文
http://1st.geocities.jp/rekisironnsyuu/genndaibunn.siryougaku.html
を基本にして、私は考える。
目次
第一節 史料には二種類ある。
第二節 時間的空間的な、史料の発生経過による分類
第三節 錯誤と虚偽
『歴史学研究法』(史料批判要諦)
歴史認識について、諸外国との共通の基盤を形成するために、考えてみました。
○ 「旧石器捏造事件」はまだ記憶に新しい。偽作は常にあり得るのである。
古い時代の偽作の例を、歴史学の本から、以下に掲出する。
偽作・誤認の話(ベルンハイム著『歴史とは何ぞや』より) 偽イシドールス法令集(林健太郎『史学概論』より)
狩野亮吉「天津教古文書の批判」(斉藤孝『歴史と歴史学』より)
南京事件・元兵士の日記はニセモノ
南京事件・元兵士の日記に関する史料批判
秦郁彦著『南京事件ー虐殺の構造』増補版・中公新書・事件情報経過レジュメ
南京事件に関する情報は、いかなる状況で世に知られるようになったのか。
戦前は、外国メディアで盛んに報道された。国内では知らされなかった。
戦後は東京裁判で大きく取り上げられた。
その後しばらく沈静化していたが、
日中国交正常化前後から、南京事件論争として、再度メディアに登場する。
ここでは、やや右よりとされている秦郁彦『南京事件』増補版・中公新書に紹介されている経過を、
参考のためにレジュメ化。
日本書紀の情報欠落と王朝交代の可能性